【Short Interview】Lee Izumida
作品制作や個展開催などアーティスト活動を中心に、ウィンドウペイントや壁画、アパレルブランドとのコラボなど、様々なジャンルから注目されているアーティストLee Izumidaさんによる、描き下ろしのグラフィック ネコTが、受注開始となります!
今回、Cat's ISSUEのために、描き下ろしてもらった作品についてや、気になるLeeさんのネコ歴など、お話を伺いました!
Cat’s ISSUE(以下Cat’s):絵描きとしての活動は何を中心に行っていますか?
Lee Izumida(以下Leeさん):
いつもは個展中心に活動していますが、フリーランスになって今年の5月で3年目、今はまだ実験の時だと捉えているので、面白いと思える依頼であれば、なんでもトライしてみています。先日は2日間かけて大きな壁面に花の絵を描いてみたり、小さなガラスのボトルに描いてみたり、、描く場所や物もこれと決めすぎずに色々と挑戦中です。
幼い頃からイヌに親しんできたのですが、ネコに触れ合ってみたら、普段はぜんぜん自己主張をしないのに、自分の気が向いた時だけ寄ってくる感じが思っていたよりすごく可愛かった。そんなツンデレな部分とかは自分の性格と似ているところもあって、新しい発見でした。
作品の制作もそうですが、なんでも、実際やってみたり、触れ合ってみないと、本当の良さはわからないですよね!
Cat’s:いつも描く、モチーフはどんなものが多いですか?こだわりは?
Leeさん:身の回りのものを描くことが多くて、植物や魚などは図鑑を見て調べたりしながら描くことが多いのですが、基本的には、触れ合っていないものはあまり描かないかな。
Cat’s:このハチワレのかわいいネコのモデルは?
Leeさん:シャルちゃん(女の子)です。
去年の冬に亡くなった実家のネコで、元々は姉が飼っていたネコですが、いつの間にか実家の家族になっていて、最終的には、母が溺愛していました。
実家では、私が幼い頃からずっと大型犬を飼っていたので、シャルちゃんは、実家にとっても私にとっても初めてのネコでした。
Cat’s:ネコはよく描くのでしょうか?
Leeさん:実は、ネコをモチーフに描くのは2回目。前回は、今実家にいるネコをモデルに描きました。
実家で絵を描いていたら、近くに寄ってきて絵を描く私をじーっと観察してきたので、こちらも観察し返して、そのまま絵に描いちゃいました。
今回は、母から、亡くなったネコを絵に描いて欲しいとお願いされていたのを思い出して、この機会に、と先代のネコをモデルに描きました。
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パッと咲いた花のように、軽やかでフレッシュな雰囲気のLee Izumidaさん。
「誰かが喜んでくれる絵は、自分にとって描くこと自体に意味がある」
と言っていたのがとても印象的で、今回、ご自身のお母さんに喜んでもらいたいという思いを込めて、亡くなった愛ネコをモデルに描いた、というエピソードは、まさに、母の日が近いこのシーズンにぴったりのお話しでした!
ありがとうございました!
1986年北海道生まれ。幼少期から絵を描き始める。アメリカ留学時に絵を学ぶ。2015年より東京に拠点を移し、2019年より本格的に絵描きとしての活動をスタート。アクリル画の作品を中心に、看板や宣伝美術、ウィンドウに用いられる絵や文字を描いている。
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